生きづらい女の日記

変わり者と呼ばれて生きてきた

私の足。

私の足は、気が付けば大きかった。おまけに足の指が、普通のひとよりだいぶ長い。

小学生のころにやっていたスポーツ用の靴は、26センチを履いていたこともある。

 

大学生になって、ハイヒールを履くようになった。新宿アルタの上のほうにあった激安靴屋で、30足くらいのLLサイズのハイヒールに無差別に足を突っ込みまくって、足の入ったものを適当に買っていた。履き心地なんて気にしていたら何も買えないレベル。

大体どの靴を履いても人差し指の真ん中あたりが擦り切れた。何だろうと思っていた。

いつのまにかハンマートゥになっていた。

 

日常的にヒール靴を履くようになって2年くらいすると、インソールを工夫したり、靴の形を吟味したり、ウェッジしか履かなくなったりして、たくさん歩いても足が痛むことはなくなった。

 

なんだかんだ大学の4年間しかバカみたいに高いヒールは履かなかった。

その後妊娠出産し、ハイヒールなんてはかなくなって数年。

秋に足の指がしもやけになって治らないまま冬になった。と、思えば歩くたびに足の指がしびれた。

ある日突然、はだしでフローリングを踏むと激痛で、かかと歩きで移動しなければならなくなった。

左は中指の付け根、右は薬指の付け根にポコリとしたふくらみがあり、押すと痛い。

ネットで調べても、モートン病くらいしか当てはまりそうになく、念のため病院に行くとやはりモートン病との診断だった。

ビタミン剤を飲むとか、痛み止め注射くらいしかできることがなく、結局、レントゲンを撮り、話をしただけで帰宅した。

 

しばらく、しまむらで買った3Lのムートンブーツと、室内ではスリッパに凹凸のある中敷きを入れていたら痛みは引いた。しかし、どうもしもやけが治らない。

どうやらブーツが暖かすぎて汗で余計に冷えているらしかった。

 

観念して、靴を買いに行った。

大足のくせにピンク色がいいな~♡とかいうものだから、4軒の靴屋・スポーツショップを回った。

メンズはピンク色はほぼない・そもそもメンズだと横幅が合わない・レディースの25以上は取り扱いが少ない・ピンクの商品がそもそも少ない

よって、一番効率の良い買い方は、「25.5でピンク色(または水色やラベンダーのかわいい系の色)のスニーカーがあったら持ってきてください」と店員さんに告げることであると発見した。

このことは、今年一番の思い付きだと思う。

ちなみに、はじめ3軒では1足もなかったのだけど、4軒目ではややオレンジ系・グラデーション含めて5足出てきた。うれしかった。

選べる幸せをかみしめながら、その中から一番しっくりきたスニーカーを購入しました。

が、ほしかった色より相当派手なピンク色で、選べない不幸を感じました…

 

足の大きさって、いったい何で決まるんでしょうね。

窮屈な靴を履いて病気になったのは自業自得ですが、身長に見合わない大足になってしまったのは、何の因果なのでしょう…